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宇宙戦艦ヤマトの二次小説を展開する「三日月小箱」管理人の独り言です
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卒業式の日は快晴でした。
早朝から着物を着てしまい準備万端整えていた私に、のっそり起きてきた末っ子が耳もとで呟きました。
「お母さん。ワイシャツを全部搬出してしまいました」
「えええっ!?」
卒業式用に、スーツ、革靴、ネクタイ、ベルトに靴下は残してあったのに、ワイシャツはうっかり荷物に入れてしまったというのです。
「そうすると君は、肌着の上にネクタイをしてスーツを着て行くの? それとも、いっそ上半身裸にジャケット姿で行くの?」
「……お父さんのワイシャツを借りたいです」
ホントにこの子は頼りないわー。
仕方なく夫のブカブカと大きなワイシャツを着せて親子三人で大学に向かいました。

総絞に塩瀬の帯
初めて総絞りの着物を着ました。帯のまま外出するのは桜が咲いてからでないとみっともないと義母に言われて、道行きを羽織って出掛けました、
私は一日中着物を着て草履で過ごしていても平気なのですが、この日は足に違和感がありました。
卒業式が終わって、式から戻って来る末っ子と合流しようと待ち合わせていたのですが、そこに移動している時に左足先からプツッと嫌な音がしたのです。

あれ? なんだろう。痛い。一歩ごとに痛い。
そのうち足の指がぬるぬるして来ました。これはもしかして……。
夫の肩につかまって、左足を草履から抜いてみると草履は血で濡れています。
当然白い足袋も、裏が血染めになっています。
伸びた薬指の爪が、中指に刺さって出血しているのです。
中指にはマメがあって、歩くたびに爪がマメを刺し、抜け、また刺していたんです。

商店街の薬局で傷用絆創膏を買い「トイレが広い」という情報の喫茶店に入りました。
トイレは車イス対応の広い個室でしたが、フィッティングボードはなく、トイレの便座には蓋もありません。
私はフィッティングボードがなければ、トイレの蓋に左膝をついて作業しようと考えていたのですが、手すりに頼って立ちながら手当するしかありません。
だいたい足袋というものは、着付けの一番最初に身に着ける物です。
ぴしっと履いてコハゼを留めるのはなかなか難しいので、自由が利くうちに履いてしまうのです。
さあ、動きやすいように裾除けまでめくり上げて帯に挟み込みます。
やっとコハゼに手が届いて足袋を脱いだところまではよかったのですが、傷口を洗うなんて無理です。
持っていたウエットティッシュで拭くだけにして絆創膏を貼ろうとしたのですが、届かない!
足の指を開いて傷口に貼るなんて最高レベルに難しい!
だって身体をかがめようにも折り曲げようにも、帯ががっちり邪魔をして思うように動けないんです。
左足を前に曲げようとしたり、後ろに曲げてみたり四苦八苦した挙句、便座に腰掛けることにしてやっと絆創膏を貼りました。
まあね、用を足す時は腰掛けるんですけどね。
やはり普段の洋服の時のように自由には動けないんですよ。
足を開くのだってそんなに大きく開けないんですよ。
だからコハゼを留めるのに相当時間がかかりました。

着物を直して、さりげなく涼しい顔で「何もなかった」というようにトイレから出てみると、トイレの前は長蛇の列になっていました。
ああああああ!
ごめんなさいー!

あまりの恥ずかしさに、逃げるようにお店を出たのでした。
これもまた、卒業式の忘れられない思い出になることは間違いありません。

足の爪も小まめに切ろうと反省しました。
 

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コメント

お痛わしや~(;´∀`)
なにはともあれ、ご卒業、おめでとうございます。

もしもの時は

伊助さま色付きの文字

ご無沙汰してます~。
末っ子は神戸で新生活を始めました。
いざという時は、伊助さんを頼りにさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

微力ながら、応援させて頂きますよ~。

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